テーマ: マネジメント全般, 組織開発(OD), 人財開発(HRD)

ODNJ研究会「ドラッカーの5つの質問とフィードバック」に参加しました

ODNJ研究会「ドラッカーの5つの質問とフィードバック」に参加させていただきました。久しぶりのセミナー参加です。
参加する前は、ドラッカーの本を何冊か読んでいたのでどんな内容かと思っていましたが、情報提供してくださった井坂氏の話は非常に興味深い面白い内容でしたのでコラムにアップします!!
日時:2月10日 13:00~17:00
会場:スコラコンサルト(五反田)
講師:井坂康志 氏
参加:30名
内容:1.ODNJよりオリエンテーション
   2.参加者各自より自己紹介
   3.井坂氏より情報提供
     ①ドラッカーとは何者か
     ②社会生態学の考え方
     ③マネジメントの語源と本質
     ④フィードバックの時間意識
     ⑤フィードバックの考え方
     ⑥「5つの質問」の考え方
   4.4人一組で共有化
   5.まとめ感想発表
井坂氏のプロフィール参考まで
ドラッカー研究者、編集者、翻訳家。1972年埼玉県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科修了。
2005年、最晩年のドラッカーにクレアモントの自宅で会い、外国人編集者として最後となる単独インタビューを行う。世界的なドラッカー研究者・上田惇生氏らと共にドラッカー学会を設立、現在はドラッカー学会理事・事務局長。文明とマネジメント研究所研究主幹、ものつくり大学特別客員教授、早稲田大学社会連携研究所招聘研究員、明治大学サービス創新研究所客員研究員など。
著書に、『ドラッカー入門 新版』(上田惇生氏と共著、ダイヤモンド社)、『ドラッカー 人・思想・実践』(三浦一郎氏と共編著、文眞堂)など。翻訳書に、『ドラッカーに学ぶ自分の可能性を最大限引き出す方法』(上田惇生監訳、ダイヤモンド社)、『ドラッカー 教養としてのマネジメント』(共訳、日本経済新聞出版社)、『ドラッカーと私』(NTT出版)などがある。
1.2.オリエンテーションでは、ODNJとドラッカー学会のはじめてのコラボということで記念すべき初の研究会とのことだった。各自の自己紹介では組織開発とドラッカーの融合に興味があるという参加者が大半。参加者の内訳は、30人中8割はコンサルタント、トレーナー、キャリアコンサルタント、2割は、企業人事スタッフでした。私のような一般参加は2人だけだった(笑)
3.井坂氏の情報提供
①ドラッカーの生い立ちなど若干の話から、「経営コンサルタント」という言葉を作ったのはドラッカーとのこと。「社会生態学者」としてのドラッカーを強調。「社会生態学」の対局にある言葉は「自然生態学」。自然生態学とは、海、山、空、などをありのままに見るという学問のこと。例えば、河口にいる魚は、真水と海水の交わるところでなぜ生きられるのだろうと研究するなど。。。
②社会生態学は、社会をありのままに見る学問。自然生態学は、その生き物の急所を研究するらしく、社会生態学者としてのドラッカーも会社の研究をしていたので、その会社の急所を研究し「マネジメント」であるという結論になったとのこと。社会生態学者であるドラッカーは、言葉そのものが社会生態学であるとも言っていたらしい。
③マネジメントの語源はラテン語の「マヌス」という話があった。手綱を握る、馬を調教するという話である。馬は、一定の作法をしっかりと学べば、誰にでも乗ることができるらしく、マネジメントも一定の作法や方法論をしっかり学べば誰にでもできるという考えになったとのこと。井坂氏がドラッカーの自宅でドラッカーに「マネジメントって何ですか?」とインタビューしたとき「いろいろな定義があり、単一には定義できない」と回答されたという話は面白かった。
④⑤フィードバックについての考え方は興味深かった。通常私たちは「過去」を後ろ、後方と考え、「未来」を前、前方と無意識に考える。過去を振り返り、未来を考えるというもの。それが普通だろう。ドラッカーの時間意識は、合理的であるという井坂氏の力説は面白かった。本来未来は分からないし、見えないのだから後ろ、後方に考えるべきだとドラッカーは言っている。そこで、ドラッカーの言葉として「未来を相手にして未来をあてに行動するのは博打、本来私たちが相手にするべきは過去である」「未来をどうにかしようとしてはならない、起こった出来事を相手にし、未来を創るために今何をするかを考えなければならない」「あてのない未来に生きてはならない」とドラッカーは言っている。そいうことから、私たちに見えている前(過去と現在)から見えない後ろ(未来)にフィード、バックするものだということだった。。。そして未来に対してできることは「期待する」こと。「期待を得る」には変化を理解すること。変化に気づくためには、繰り返しの行動、反復の訓練が必要である。繰り返し行っているから変化がわかる。したがって、フィードバックを得るためには、繰り返して反復することが大事であるとのことだった。イノベーションを起こすためには、繰り返し行われている日常から変化を見つけるからイノベーションが起きるということだった。そして、フィードバックをする対象としては「強み」に目を向けること。物的な差異は大したことはないが、人間の精神的差異は計り知れない巨大であるからだ。。。この辺りは非常に興味深かったですが、わかったようなわからないような感覚で、もっと話を聞きたいと感じました(笑)
⑥ドラッカーが経営者に贈る5つの質問は以下の通り。
 ・我々のミッションは何か
 ・我々の顧客は誰か
 ・我々の顧客に対する価値は何か
 ・我々の成果は何か
 ・我々の計画は何か
ドラッカーは、経営者はこの上から下の順に自らに問わなければならないと言っていたとのこと。
この5つの質問は、ビジネスをしている人には誰にでも使えそうですね。
4.5つの質問を自分にあてはめで記述し共有化
5.井坂氏最後のまとめ
ドラッカーが良く使っていた強みを簡単に認識する方法
・あなたは「聞く」ときに理解するか
・あなたは「読む」ときに理解するか
コミュニケーションのパターンとして自分の理解の仕方を分かれば、部下へのマネジメントもしやすくなるとのこと。
なるほど、これまた簡単な質問ですが、奥深い。。
ドラッカー学会とODNJの初のコラボということでしたが、非常に盛況でした。
参加して気づきと学びになりました。
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