企業価値向上プログラム
「企業価値向上プログラム」は、会社の将来を考える機会をデザインし、社長自身の経営に対する「覚悟を決める」ための支援を担います。さらに、その覚悟をもとに「組織への展開(覚悟を形にする)」をスムーズに遂行していくためのカスタマイズ・コンサルティング・サポートも行います。
目的:企業価値の向上
AMWは、中小企業の社長に対して「企業価値の向上」を目指した取り組みを推奨します!
「企業価値の向上」とは、経営理念に基づき、社会・顧客・取引先・従業員の満足を得ながら利益を上げ、株主の期待に応えること、更なる成長に備えること
「経営理念」視点 経営理念:「社会・顧客・取引先・従業員のために存在する」という視点 |
PL(損益計算書)視点 売上・原価・販管費・利益:顧客・取引先・従業員・株主満足の視点 |
BS(貸借対照表)視点 純資産額:企業成長の原資・株主の期待に応えるという視点 |
指標
「企業価値指標」=(総人件費+純利益)/全従業員数 |
働く人の給与が上がり物心共に豊かになること |
株主配当により株主の期待に応えること |
先々の成長に備えた投資資金を確保すること |
コンセプト:企業価値向上モデル
企業価値向上モデルは、企業価値の向上を実現させていくための活動モデルであり、内側の【①社長の覚悟】と外側の【②組織への展開】の2つのフェーズに分けられます。
【①社長の覚悟】においては、社長としての経営に対する考え方の軸を固めることをテーマとし、
【②組織への展開】においては、従業員全体のベクトルを合わせ、生き活きと活動できる組織づくりをテーマとしています。
本プログラムでは、このモデルをベースにおきなら、各社の状況に応じて、コンサルティングを実施します。
【①社長の覚悟】
- 経営観 経営者としての「事業心得」「経営心得」を決める
- リーダーシップ 人がついてくる人間力を磨く
- 人事 人財の採用・育成・評価・報酬の考え方を決める
- 財務 企業価値向上の指標を決める
- 戦略 未来志向の成長への方向性を決める
【②組織への展開】
- 経営理念 企業としての使命・価値観・将来像を再定義する企業
- 人財育成 課題遂行をリードする人財を育成し、「人が育つ組織文化」を醸成する
- 評価報酬 従業員が生き活き考働し、やりがいを実感できる仕組みを再設計する
- 戦略計画 既存事業の拡充と新規事業を含めた中長期戦略計画を策定する
- 課題遂行 「目標によるマネジメント」により課題を遂行する
プログラムの展開概要
【①社長の覚悟】
社長としての「経営観」を問い直し、経営活動の根幹を成す「リーダーシップ」「戦略」「財務」「人事」についての基本構想を固める
●進め方: 基本的には、社長とコンサルタントの個別面談形式で行う
【②組織への展開】
「社長の覚悟」をもとに「経営理念」を再定義・組織への浸透を図りながら、「戦略計画」「課題遂行」「評価・報酬」「人財育成」に関する課題解決を促進する
●進め方: 課題内容に応じて、経営幹部・プロジェクト・部門・階層の単位でミーティング、ワークショップを行う
【現状把握】
随時、関係者に対して、ヒアリング調査・アンケート調査、ドキュメント調査などを実施し、状況把握を行う。
プログラム展開の例
本プログラムでは、各社の状況に応じてメニューを組みながら進めていきます。
例1.事業承継時のケース
コンサルティング内容 (期間:6~10ヵ月)
フェーズ:現状把握
テーマ | 対象 | 内容 |
---|---|---|
経営理念 | 現社長 | 過去の歴史と経営理念に込められた思いについてヒアリングし明文化する |
事業状況 | 現社長 次期社長 |
現事業の状況と先々の見通しのヒアリングにより、事業特性を明らかにする |
財務結果 | 財務諸表 次期社長 |
財務諸表データ(過去5か年)の分析並びに、次期社長ヒアリングにより、財務上の課題を明らかにする |
組織活動 | 従業員 | 全従業員アンケート意識調査、関係者ヒアリングを通して、組織活動における現状の課題を明らかにする |
フェーズ:社長の覚悟
テーマ | 対象 | 内容 |
---|---|---|
経営観 リーダーシップ 戦略 財務 人事 |
次期社長 | 現社長とコンサルタントの面談形式で行う(2時間×6回/3~6か月) 現状把握データをもとにしながら、次期社長の経営観を固め、リーダーシップ、戦略、財務、人事において取り組むべき重要な課題を明確にする。 |
成果
- 現社長の経営に対する思いを次期社長が引き継ぎ、新体制への移行がスムーズになる
- 先々に向けた会社運営の方向性と当面取り組むべき重要課題を明確にできる
- 従業員から次期社長の経営リーダーとしての信頼感を獲得できる
例2.戦略計画・遂行をテーマとしたケース
コンサルティング内容(期間:12~18か月)
フェーズ:現状把握
テーマ | 対象 | 内容 |
---|---|---|
事業状況 | 社長 | 現事業の状況と先々の見通しのヒアリングにより、事業特性を明らかにする |
売上実績 | 売上高構成(エリア、顧客、商品など)分析により、市場の特徴を明らかにする | |
取引先 | 主要取引先ヒアリングを通して、顧客満足度並びに提供価値を明らかにする | |
財務結果 | 財務諸表 | 財務諸表データ(過去5か年)の分析により財務上の課題を明らかにする |
組織活動 | 従業員 | 全従業員アンケート意識調査、関係者ヒアリングを通して、組織活動における現状の課題を明らかにする |
フェーズ:社長の覚悟
テーマ | 対象 | 内容 |
---|---|---|
経営観 リーダーシップ 戦略 財務 |
社長 | 社長とコンサルタントの面談形式で行う(2時間×3回/1~2か月) 現状把握データをもとにしながら、社長の経営観を固め、リーダーシップ、戦略、財務において取り組むべき重要な課題を明確にする |
フェーズ:組織への展開
テーマ | 対象 | 内容 |
---|---|---|
戦略計画 | プロジェクト | プロジェクトにて戦略計画を策定する(1日×8回/4~6ヵ月) 重点課題の解決策とゴールを設定し、運営体制を決定する |
課題遂行 | 部門長 | 部門長を対象に、進捗ミーティングを行う(毎月1回半日×12か月) 個別問題の解決策検討とアクションプランを明確にする |
成果
- 社長自身が、目指す方向性についての確信がもて、夢ロマン実現に今まで以上に打ち込めるようになる
- 環境状況を考慮した重点課題を明確にすることで、より高い収益性を目指した戦略計画が策定できる
- プロジェクトメンバーの戦略思考や計画策定スキルが向上する
- 部門長自身が目標達成に向けたマネジメントの考え方や方法を習得できる
例3.評価・報酬制度見直しをテーマとしたケース
コンサルティング内容(期間:12ヵ月)
フェーズ:現状把握
テーマ | 対象 | 内容 |
---|---|---|
経営理念 | 社長 | 過去の歴史と経営理念に込められた思いについてヒアリングし明文化する |
財務結果 | 財務諸表 | 財務諸表データ(過去5か年)の分析により財務上の課題を明らかにする |
組織活動 | 従業員 | 全従業員アンケート意識調査、関係者ヒアリングを通して、組織活動における現状の課題を明らかにする |
フェーズ:社長の覚悟
テーマ | 対象 | 内容 |
---|---|---|
経営観 財務 人事 |
社長 | 社長とコンサルタントの面談形式で行う(2時間×3回/1~2か月) 現状把握データをもとにしながら、社長の経営観を固め、財務、人事において取り組むべき重要な課題を明確にする |
フェーズ:組織への展開
テーマ | 対象 | 内容 |
---|---|---|
評価・報酬 | 社長 事務局 従業員 |
「現状把握」「社長の覚悟」をもとに、コンサルタントが設定した制度変更に向けた論点について、社長・事務局との間でミーティングを実施する (半日×10回/6ヵ月) 策定完了後、従業員に対しての説明会を実施しする 人事考課者対象に、考課方法のトレーニングを行う |
成果
- 社長としての人財に対する見方・考え方が明確に定まる
- より公平で多くの従業員にとって納得感のある評価・報酬制度を策定できる
- 従来の応急処置的に行ってきたことによる制度矛盾がある程度解消できる
例4.管理者の能力開発をテーマとしたケース
コンサルティング内容(期間:8ヵ月)
フェーズ:現状把握
テーマ | 対象 | 内容 |
---|---|---|
経営理念 | 社長 | 過去の歴史と経営理念に込められた思いについてヒアリングし明文化する |
組織活動 | 従業員 | 全従業員アンケート意識調査、関係者ヒアリングを通して、組織活動における現状の課題を明らかにする |
フェーズ:社長の覚悟
テーマ | 対象 | 内容 |
---|---|---|
経営観 人事 |
社長 | 社長とコンサルタントの面談形式で行う(2時間×2回/1か月) 現状把握データをもとにしながら、社長の経営観を固め、人事において取り組むべき重要な課題を明確にする |
フェーズ:組織への展開
テーマ | 対象 | 内容 |
---|---|---|
人財育成 | 管理者 | 管理者を対象としたマネジメント能力開発研修を実施する(1日×6回/6ヵ月) テーマは「仕事の管理」、「人の管理」で、実際の従業員の意識調査結果なども踏まえながら進める |
成果
- 社長として、自社にふさわしい管理職の育成についての考え方が固まる
- 管理者自身が、職場マネジメントを行う上での考え方を見直し、行動変容に繋げられる